長崎さるく博

「長崎さるく博」という「日本ではじめてのまち歩き博覧会」がはじまっています。「さるき=さるく」「さらく」は、「歩く」という意味の長崎弁だそうで、今までにない「まち歩き」をメインにしたイベントです。
会期 2006.4.1(土) – 10.29(日)


3つのさるくメニュー、全147のコース(まち歩きは42コース)で楽しめる博覧会の詳細は公式サイトをごらんください。
背景には減少がつづく観光客数に対する歯止めになれば、ということがあって、「長崎さるく博ってなに?」に構想などが書かれています。プロディーサーの茶谷幸治さんのブログ(最終投稿2005.6)には、「愛知万博と違うこと」という記事(2005.6.17)もあります。
市民を巻き込んでいることも特徴的で、「市民プロディーサー」「さるくガイド」などに多くの市民が加わっているようです。
長崎市は少し前から「さるく」を強調している。観光サイトのタイトルは「長崎のさるき方」、情報誌も1998年11月に旧誌をリニューアルして『NAGASAKIさるく』を創刊した。また2001年から「長崎さるこーで」というイベントを3回(10月の第3土日)開き、「長崎さるく」というプレイベントも2004、2005年に行い、これを受けての博覧会である。
いろいろと調べるなかで、アルキメデスという団体が長崎にあることを、はじめて知った。
長崎路上観察学会アルキメデス」の設立は1994年、月1回の路上観察が基本のようで、年1回の「アルキメデス探偵団ウォークラリー」を長崎市役所の後援で行っている。
こちらに活動の概要がわかる記事と番組動画(会長の森草一郎さんのインタビュー含む)があります。
また会員のサイト『路地裏の散歩者』のなかに「長崎路上観察学会アルキメデス とは」「路上探偵の道:長崎路上観察学会アルキメデス・分室」があり、それを見ると、もうすこし様子がわかります。

3件のコメント

  1. このイベントを企画したのが、茶谷幸治さん、元電通のCMプランナーということですが、野外研の同姓の方とは関係があるやなしや・・・。
    日本人はぶらぶら歩くのが下手になったようで、誰かに仕掛けられないと歩けなくなりました。
    CO2も出なくて、環境のためには、その方が良いのではないかと思います。

  2. はじめまして。散歩者と申します。「長崎路上観察学会アルキメデス」の人間です。
    アルキメデスと、さるく博を紹介してくださって、どうもありがとうございます。
    最近、長崎の街なかでは、ガイドとともに歩く人々を、よく見かけるようになりました。
    「誰かに仕掛けられないと……」というのには、わたしも同感なのですが、イベントをきっかけにして、ふだん歩かない人にその楽しみを発見してもらうのは、いいことかな、と思っています。
    GWは、県外から来る友人と、古地図を片手に、港から旧居留地あたりを歩きます。
    あえて「さるく博」とはちがうコースをたどる……という(笑)マニアっぷりで。

  3. >佐藤さん
     遅レスすみません。主催者の方が同じ名字とは。珍しい!
    >散歩者さん
     長崎はとても良いところだと知人に聞きました。一度街歩きしたいところです。名古屋から九州は遠くてなかなか機会がありませんが。

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